ドイツ語マスターへの道

ドイツ連邦共和国通信局
彼女の弟はドイツやオーストリアの人との会話が尋常でなくすごいのです。とくにドイツ語関係の仕事をしている訳でもなく、自分自身で主にドイツ語を勉強したとのことですが、ドイツ語は数年前には全く知らなく、まだ半年くらいだそうです。そんな少ない期間にしては、自然に話をしている様子なので、なにか新しいことをやってみたようなのです。
じつのところ私自身も、かなり以前からドイツ語での会話を深く学んでいます。仕事関連でドイツとの取引も多く、ドイツ語は身近だったのでドイツ語での会話にはかなり当たり前のように感じていましたが、その人はこの私が戦慄を覚えるほどの、短期間でドイツ語をマスターしました。
外国語を習得するには適性とか向き不向きとかも確かにありますが、要はどれだけやれたかそれがすべてです。努力の甲斐あってそれは、やがて実を結ぶということを何度も体験し味わっていますが、語学を上達させようと思えば、その習得にかかる時間は、恐ろしく膨大なものになるのではないでしょうか。
仕事でたまに一緒になる方にも、ドイツ語学校の関係者などわりといらっしゃいますが、格が違うと感じさせる人になればなるほど、かなり意識の持ち方が違うようで感心させられます。大衆的な情報源にも目を向け、ドイツなどの国内最新事情や流行のアートなどにも調べて、現地の人たちが驚くほどの情報を持っています。
ドイツ語は英語にはない、変音記号や特殊文字などがあり、混乱しがちなので、そういった面では少し面倒です。最初こそ面倒くさいな、と思ってしまうかもしれませんが、慣れるまでが勝負かもしれません。この点英語は、かなり退化している言語となっています。英語が国際語として使われる背景が見えてきます。
ところで先ほどのドイツ語の会話・コミュニケーションが短い時間で備わったという人ですが、どのようにして倍速的な学習をしたのか、それとも何か特別な教材を使ったのか気になりますよね。私の経験でいうとドイツ語開始後5年くらいの位置が、現在のその人とほぼ同じだと考えます。
それならば、その人が、どうやって、ドイツ語の能力を開花させたのか、知りたくなりますよね。おそらく、かなりの労力を費やしたはずだと思いますが、その人を見たところでは、ちょっとそんなガッツリ・タイプでもないのです。